教育用CMS

教育用CMSとは

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教育現場で使えるシステムの要件

大学や専門学校など高等教育機関では、実習用パソコンの台数が100台単位となることも珍しくありません。そこで頭が痛いのが、実習で使うソフトウエアの調達です。最近はアカデミックディスカウント制度も一部のソフトメーカーで採用されるようになり、いくらか予算的な負担が軽減されてきましたが、例えばデザイン系の教育機関では、アドビ社のソフトウエアを業界標準として取り入れざるを得ない、といったような現実的な問題が多くあります。

ek-MyWEBでは何より「Web教育のためのCMS」を考えます。なぜならWeb教育にCMSを活用できないというのは、システムとしては大きな自己矛盾となるからです。そのような視点で眺めると、XAMPPは手軽にWeb開発環境を構築できるツールとして、とてもよくできています。必要な機能がオールインワンで揃っていて、インストールも簡単というのは、教育現場にはとてもありがたい存在です。XAMPPがWebづくりを効率よく学ぶためのベースとなるシステムとして、これから益々普及するであろうことは確実と考えられます。ek-MyWEBが「モジュールの寄せ集め」でなく、「オールインワン」にこだわったのはXAMPPの影響が大なのです。

たった1文字がすぐ修正できる、それがCMS

商業用であれ教育用であれ、CMSを採用する最大のメリットは「たった1文字の修正が、ブラウザからオンラインのまま、すぐできる」ところにあります。これまでのように必要都度ローカルサイトに保存してあるHTMLファイルを専用のソフトを使って編集して、それからさらにFTPソフトでアップロードするといった、時間のかかるやり方は、一切不要なのです。特に教育用として考えたとき「PLAN DO SEE」のサイクルが短いことは、何にも代えられない大きなメリットと言えます。

はじめにコンテンツありき、それがCMS

CMS(コンテンツマネージメントシステム)では「はじめにコンテンツありき」と考えます。「はじめにHTMLありき」のような従来の考え方を否定します。HTMLがもし必要になったら、少しずつ必要なだけ学ぶ、そうできることが理想的な教育用CMSと考えます。

これまでHTMLを意識しなくて済ませる、もう一つの方法がありました。それがHTMLエディタと呼ばれるものです。見かけ上はHTMLタグが隠されるので「ワープロ感覚で使える」が謳い文句となります。多くのCMSにはTinyMCEという簡易HTMLエディタが内蔵されていて、HTMLをあまり意識せずにコンテンツを編集できるように工夫しています。一見合理的に見えますが、ユーザーが入力した原稿にHTMLタグを付与した状態で保存するので、結果として柔軟性に欠けることになります。また記事ごとに体裁が不揃いになりやすいという問題を抱えることになります。ek-MyWEBでは原則として、ユーザーが入力した原稿を*そのまま保存しておき、画面に表示する直前にプログラムが必要なHTMLタグを付与して出力するので、パソコン用と携帯電話用とに関わらず、柔軟に対応できるのです。また入力フォームが固定しているので、記事ごとに体裁が不揃いになるということはありません。特にPageモデルにおいてはオプションも豊富なので、サイト全体の統一感が維持されます。

*一部の特殊記号は置き換えが行われます。ユーザーが入力した原稿にHTMLタグを付与せずに保存するCMSは、いわゆるWiki系にもあります。

データベースだから検索できる、それがCMS

CMSを使いこなすには「データベース」という考え方がとても重要です。コンテンツを容易にスピーディに差し替えることができる、一つの素材を使い回すことができる、キーワードでコンテンツを検索できるというのは、データベースがあってこそ実現できるのです。しかもデータベースとは、規模が大きくなればなるほど、そのメリットが幾何級数的に拡大するのです。

例えば教材提示システムとしてWebを活用しようというアイデアは誰でも思いつきますが、これまでのように市販のホームページ作成ソフトを使って1ページずつ編集していたのでは、すぐ行き詰まってしまいます。それはデータベースという発想がないからです。ek-MyWEBではCardモデルやミニWikiなど、教材提示に適した機能を強化しているので、まるごとデータベースを生かしたプレゼンテーションツールとして活用できます。


大学・専門学校への導入

学生1人1台のWeb開発システム

大学や専門学校にWeb開発システムを導入するとき、多様な考え方がありますが、学生の実習パソコンはごく普通のWindows(XP Professional以上)として、Webコンテンツは学内のLinuxサーバに設置した、学生一人ずつのサブディレクトリにアップロードするというやり方が理想的と言えます。そうすることで実際のWeb開発の現場に近い制作環境を構築することが可能となります。実習パソコンは普通、複数の学生によって共有されるので、学生ごとのマイドキュメントフォルダ(ディレクトリ)を作成しておいて、そこに素材を保存しておき、CMSまたはFTPソフトを使ってアップロードすることが基本となります。

ek-MyWEBのインストール

CMSであるek-MyWEBをインストールするには、あらかじめ教師が学生ごとのディレクトリにインストールしておくという方法が考えられますが、特に学生数が多い場合、学生が自分でFTPでアップロードするという方法もあります。そのときはアップロードしたあとの、ディレクトリおよびファイル単位のパーミッションの設定が必要となりますが、仮にWebデザインの実習が主な目的としても、そのようなシステム内の約束事を理解しておくことは、十分意義があります。特にMySQLの実習を目的としない限り、インストールにはバックアップや削除が簡単な、パーソナル版をお勧めします。

ek-MyWEBのアクセス権限

大学や専門学校のWeb開発実習においては、基本的に教師が「管理者(Webカスタマー)」となり、学生は「経営者(Webオーナー)」となります。オーナーはコンテンツを公開する可否を決定できるので、Webの外見は完成度の高いものだけを選択することができます。もちろん教師は管理者権限でアクセスすれば、学生のコンテンツ制作の進捗状況を確認できることになります。また学生が共同制作を行うときは、オーナー権限を共有する方法と、一方が編集者権限でサポート役に回るという方法が考えられます。


誰が、どう使うか?

教師が使う

教育用CMSは、それを使う人の立場によって、活用の仕方もおのずと変わります。教師がCMSを使う場合、授業に必要な教材を開発するとき、あるいは授業中に教材を提示するときが考えられます。いずれにおいても重要なのは検索機能です。キーワードを入力すると、いつでも必要な情報(テキストあるいは画像・映像)がライブラリから取り出せる、そのようなデータベースの構築が、難しい手続きなしでできることが重要です。

ek-MyWEBには教材提示に適したCardデータモデルがあります。PowerPointのスライドショーや紙芝居のように、コンテンツを1カード単位で表示でき、複数のリンク先へジャンプさせることが可能となっています。さらにミニWiki(見出し検索)機能をフルに活かすなら、大量のコンテンツの中から必要な教材カードを探し出すことも容易です。プレゼン用表示を利用してプロジェクターで表示したり、レジュメ用表示を利用してレジュメを印刷したりできます。

学生とのコミニュケーションにはPostデータモデル(私書箱)を活用すれば、プライベートな通信が可能となります。またScheduleデータモデルを活用すれば、講義や実習のスケジュールを携帯電話からアクセスしてもらうことができます。

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助手、事務職員が使う

ここでは教師をサポートするスタッフがCMSを使うケースを想定します。一般的に授業を受け持っている教師が、全てのコンテンツの制作に従事することは、時間的に大きな困難をともない、また能率的ではありません。そのようなときはサポートスタッフに指示を与えて、素材の入力を手伝ってもらうということが必要になります。ek-MyWEBなら、サポートスタッフには編集者権限でコンテンツの制作に参加してもらうというやり方が可能となります。またTableモデルで対応できない複雑な表組みを含むコンテンツの場合、部分的にDreamweaverやKompoZerなどHTMLエディタを併用するという方法もあり、全体の制作能率を向上させることができます。

学生が使う

ek-MyWEBの導入で最大の恩恵をこうむるのは学生です。一口にWEBといっても、学生の興味がどこに向いているかは様々です。一直線でコンテンツ制作に走る学生がいる一方、画面デザインに凝る学生もいます。またCMSの内部構造を知りたいと思う学生もいたりします。

ek-MyWEBなら、学生のどのニーズにも対応できます。コンテンツ制作はもちろん、CSSPHP、さらにデータベースの学習にも最適です。軽量でプログラムソースが少なく、見通しがよいので学習が能率的に進みます。ノートパソコンでもXAMPPと一緒に簡単にインストールできるので、卒業制作などコラボレーションのためのツールとしても優れています。

W3Cの推奨規格を満たすHTML品質

ek-MyWEBが出力するHTMLコード(XHTML 1.0 Transitional およびCSS2.1)は、W3C(WWWコンソーシアム)が行っているバリデーションチェックにパスしています。

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