これはミニWiki(タイトル・見出し検索)の結果です。

WordPressからの移行

ek-MyWEBWordPressの長所と短所を研究して開発したので、当然ですがWordPressのデータベースの内部構造がわかっています。そのためWordPressからek-MyWEBへのデータの移行は、十分可能です。ただし全てのデータがそっくり引き継がれるわけではなく、次のような注意が必要です。

第一にWordPressには「親カテゴリー」というあいまいな仕様があるので、ひとつの記事が親カテゴリーと子カテゴリー双方で重複する可能性があります。重複を回避するには、移行前の作業として、親カテゴリーをなくし、記事のカテゴリー所属を整理しておく必要があります。ek-MyWEBではカテゴリーの整理はカテゴリーの階層化でなく、メニューの階層化で対応します。

第二にWordPressには基本的に掲示板機能がないので、記事に対するコメントもツリー構造とはなっておらず、それぞれ親記事と1対1となっています。そのため移行プログラムでは、コメントは全て掲示板カテゴリーに振り分け、ブログカテゴリーにある親記事とリンクをとることで整合性を維持します。なおコメントにHTMLタグが含まれる場合は、無視される場合があります。

第三にWordPressでは投稿者のメールアドレスや関係URLを記事に添えることができますが、ek-MyWEBでは個人情報の保護およびセキュリティ上の問題から、これらのデータは引き継がれません。

移行作業は。現にWordPressがインストールされているディレクトリ内にek-MyWEBをインストールし、受け皿となる空のバックアップファイルを作成してから、データベース情報を含むコンバートプログラムを起動させ、バックアップファイルの中に変換データを書き込みます。それからek-MyWEBデータベース本体にリストアプログラムを使って挿入するという手順で行われます。

WordPressのこと

つい最近まで使っていたので、この名前をタイピングすると懐かしくなります。CSSをまじめに勉強するきっかけともなったWordPressのいいところと言えば、何といってもインストールの簡単さでしょう。FTPでシステムを転送してから、そのURLを叩いてindex.phpを起動させると、コンフィギュレーションファイルが存在しなければ自動的にコンフィギュレーションが始まる、その手軽さは他のCMSにはないものです。あまりにもあっけなくインストールできるので驚きます。

で、ek-MyWEBもそのやりかたをそっくり真似ることにしました。解凍したシステム(約1MB)をFTPでディレクトリに転送して、そのURLをブラウザから叩けば自動的にコンフィギュレーションが始まります。標準版ではサブディレクトリのパーミッションはWordPress同様、インストール後に「書き込み可」に設定してもOK(パーソナル版では必ずインストール前)です。

WordPressには掲示板機能がなく、ネットから見つけた個人ユーザーが作ったプラグインにもロクなものが見当たらなかったので、掲示板機能はPHPで自作してWordPress側とリンクさせました。その掲示板と先に作っておいたショッピングカートが、今のek-MyWEBの原型となっています。言い換えれば、元はWordPressに間借りしていたので、「軒を借りて母屋をとる」ような結果となった次第です。

WordPress 3.3

最新のWordPressHTML5への対応にも積極的で、デフォルトのテーマ(twenty eleven)には端末のスクリーンサイズに応じて表示が自動的に変化するリキッド型スタイルが採用されています。スマートフォン対策のひとつのアイデアと言えますが、CMSとしてはW3Cのバリデーションチェックをかけると、ちらほらエラーが出るところは少々残念なところです。

テーマ・スタイルマニュアル

WordPressテーマの活用

ek-MyWEBはWordPressの補助的なプログラムから発展してきたので、WordPress用のテーマを流用することも、比較的容易です。この場合コンテンツ部分の横幅が、450ピクセル以上のものを選んでください。これより狭いと入力フォームの表示がくずれることがあります。

【作業の手順】まずek-Mywebでは「default.css」が最低必要ですから、「style.css」ファイルからコピーまたはインポート形式で作成します。それから「header.php」からWordPress固有の書式を外して「ek-Header.php」を、「sidebar.php」から「ek-Sidebar.php」を、「footer.php」から「ek-Footer.php」を作成します。いずれもPHPプログラムが難解な場合は、WordPressのブラウザ表示からhtmlソースを取得して切り分け、加工するという方法があります。

サイドバーをコンテンツの先に表示する場合は「ek-Header0.php」の末尾に「include('ek-Sidebar.php');」を、コンテンツの後に表示する場合は「ek-Footer.php」の先頭に「include('ek-Sidebar.php');」を書き込みます。また「ek-AdminMenu.php」は他のテーマからコピーします。それから適切な名前をつけたフォルダを「ek-Styles」ディレクトリの中にアップロード(コピー)します。

ヘッダー部とサイドバー部は比較的短時間のうちに出来上がりますが、コンテンツ部はブラウザでプレビューしながら、こまかい修正を加える必要があります。なお実例が当サイトの「テーマバンク」に、「wp_」のついたアイテム名で紹介されています。

*逆の手順で作業を行えば、ek-MyWEBのテーマをWordPressで活用することも可能となります。この場合もコンテンツ部分のスタイルを修正、あるいは書き加える必要が生じます。実例はこちらのサイトにあります。

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