テンプレートの編集
管理者のためのカスタマイズツール
ek-Headディレクトリ内にあるテンプレート
「ek-Head」ディレクトリには、スタイルシート以外でサイトの外観を決定する、様々なテンプレート(設定ファイル)が置かれています。そのファイルを編集することで、きめの細かいサイト設計が可能となります。ただしファイルはほとんどがPHPプログラム形式になっているので、編集に際して少なくともPHPプログラミング言語における基本文法、変数の定義方法についての知識が必要です。文法に誤りがある場合、画面の表示が不完全になるだけでなく、最悪画面に何も表示されない事態もあり得るので、可能な限り文法チェックのできる良質なテキストエディタの併用をお勧めします。また念のため事前にローカルサイトへFTPでバックアップをとっておいてください。一番理想的な管理方法は、ローカルにミラーサイトを用意しておき、そこで確認してからリモートサイトにアップロード、またはブラウザ経由でコピーします。
*Windowsのメモ帳は、PHPの誤動作を招くBOMを書き込むので絶対使わないでください。フリーウエアのMeryあるいはEmEditorをお勧めします。
*ek-MyWEBの簡易テキストエディタ内では、不用意に全角スペースを使うと、致命的な文法エラーになることがあります。なおバージョン2.0からはエディタ内部でタブキーが使えるようになっています。
パーミッションの設定
「ek-Head」ディレクトリおよび「テンプレートの編集」メニューで表示されるファイルに対して、FTPから必ず事前に「666」または「rw-rw-rw-」のパーミッションを設定して、書き換え可能としておいてください。
ek-Globals.php
「グローバル変数の編集」メニューで主要項目を編集できますが、全ページ共通の、文字通りグローバル(全域)な文字列定数と変数の初期値を定義しています。SEOのためのキーワードとディスクリプション(Googleには効果的)、消費税率、サムネイル画像のデフォルトサイズ、記事添付画像ファイルのデフォルトサイズ、単独アップロード画像ファイルのデフォルトサイズ、掲示板のデフォルト公開可否、新規会員登録の可否、トラックバックの送受信可否、メニュー項目の日本語表記、それからメインメニュー番号に対応したヘッダー画像ファイル名などを、個々にカスタマイズできます。
ek-Categories.php
「カテゴリーとメニューの編集」メニューの実行で作成されるファイルです。基本的にこのファイルを直接編集する必要は、ほとんどありませんが、特定のメインメニュー番号に通常のデータ処理モジュール以外のプログラムを、直接割り当てることができます。
ek-Index.php
サイトのトップページ(index.php)のコンテンツ部分をカスタマイズできます。デフォルトでは複数のデコーダ(コンテンツを表示する副プログラム)を取り込む、複数のinclude文が記述されているので、注釈文として実行から除外したり、実行順序を入れ替えることができます。また自作のデコーダを加えることができます。
スタイルディレクトリ内にあるテンプレート
バージョン1.2からサイトの外観を決定するテンプレートファイルは、テーマフォルダ(スタイルディレクトリ)内に移動しました。これはWordPressに準じた仕様で、それだけWordPressからの移行が容易となりました。ここでは現在選択されているテーマのテンプレートを一覧できます。編集するにはスタイルディレクトリとテンプレートファイルのパーミッションが、書き換え可能となっている必要があります。気をつけなければならないことは、テーマを変更するとヘッダーなど一部のテンプレートファイルも変わってしまうので、カスタマイズしている箇所は手元にバックアップをとっておくことをお勧めします。
ek-Header.phpほか
「ek-Header.php」ファイルは、ek-MyWEBの実行中のメニューの遷移にともなって、画面表示をコントロールするためのもので、基本的に変更の必要性はあまりありませんが、特定のFlashムービーをヘッダー部に埋め込みたいときは、ここへ書き込むことができます。
「ek-Header6.php」ファイルはショッピングカートの処理に使われ、「ek-Header7.php」は横幅が広く、カートの受注管理や会員情報の管理に使われます。
ek-Sidebar.php
サイドメニューが置かれているサイドバー内のメニュー配置をカスタマイズできます。カテゴリーが多い場合、ここでメニューを分割できます。また「リンク集」のブロックに直接ハイパーリンクを記述できます。さらにブログパーツや広告を加えることができます。非公開ゾーンに属するカテゴリーは、デフォルトでは会員がログインしていない状態ではメニューに表示されませんが、表示だけしてよいときはここで変更できます。
サイドバーを左右2個置く場合、向かって右側(float: right)のサイドバーを、後に記述します。参考までに「ダウンロード」に3カラムスタイルのテーマ・スタイルキットを用意しています。
ek-AdminMenu.php
編集者(editor)、経営者(owner)、管理者(admin)ごとに実行できる管理ツールの割り当てをカスタマイズできます。例えば「テンプレートの編集」(ek-EditSource.php)へのリンクを編集者に割当てることが可能です。逆に編集者の権限を縮小したいときも、ここで変更できます。このほか自作の管理ツールをメニューに加えることができます。
ek-Footer.phpほか
ページの最下部に常時表示されるフッターの中身をカスタマイズできます。一般的にはサイトのCopyrightなどが表示されます。デフォルトでは「Powered by ek-MyWEB」と、ek-MyWEBのバージョンが表示されていますが、なるべく削除しないようにお願いいたします。
ek-ShowCard.css
このファイルはCardモデルの「プレゼン用表示」のときに参照されるスタイルシートです。サイトの基本設定に優先して、文字の大きさや色、背景をプレゼンに適した形式に変更できます。
ek-ShowMemo.css
このファイルはMemoモデルの「プレゼン用表示」のときに参照されるスタイルシートです。サイトの基本設定に優先して、文字の大きさや色、背景をプレゼンに適した形式に変更できます。
ek-PrintCard.css
このファイルはCardモデルの「レジュメ用表示」のときに参照されるスタイルシートです。サイトの基本設定に優先して、文字の大きさや色、カードの幅、背景を印刷に適した形式に変更できます。
ek-PrintPage.css
このファイルはPageモデルの「印刷用表示」のときに参照されるスタイルシートです。サイトの基本設定に優先して、文字の大きさや色、ページの幅などを印刷に適した形式に変更できます。
ek-PrintMemo.css
このファイルはMemoモデルの「印刷用表示」のときに参照されるスタイルシートです。サイトの基本設定に優先して、文字の大きさや色、ページの幅などを印刷に適した形式に変更できます。
ek-Keitai.css
このファイルは1.2_RC8から加わった、携帯コンテンツ用のスタイルシートです。デフォルトでは横幅が240ピクセルに設定してあるので、トップページのヘッダー画像が少し小さく表示されます。そのときは240ピクセル幅の画像を「/ek-Thumbs」ディレクトリにアップロードしてください。なお320ピクセルなど240ピクセル以上の画像は強制的に縮小表示されます。
ek-Keitai2.css
このファイルは2.0 RC1から加わった、スマートフォン用のスタイルシートです。デフォルトではヘッダー画像の横幅が320ピクセルに設定してあるので、なるべく320ピクセル幅の画像を「/ek-Thumbs」ディレクトリにアップロードしてください。なお320ピクセル以上の画像は強制的に縮小表示されます。
_OneColumn.css
タブレット表示とは、通常の画面表示からサイドバーとヘッダー画像の表示を省略して、見やすくするものです。そのときの横幅などをテーマごとに設定できます。
_ExtFont.css
画面サイズが小さいスマートフォン用のブラウザには、文字を拡大する機能が無いものがあり、そのようなときにコンテンツ本文の文字の大きさを拡大できます。これもテーマごとに設定できます。
ブログツールの導入
twitterのツイートをリンクする
twitterから提供されているウイジェットの中に、自分のツイートを外部サイトにリンクできるbadgeツール(下記URL)があります。そこで得られるソーススクリプト中にある「width: 250」を「width: 220」と書換え、「ek-Sidebar.php」の末尾にある/ulタグの次に書き加えれば、当サイトの見本のように表示されます。